POG2020-21を考える⑫新種牡馬編
おはようございます。TANです。
残すところPOG編としては最後になりました。
基本的に新種牡馬はその馬としてデータが取れないので、
どんなに良い噂が流れても所詮噂として、
重心を置きすぎないのが信条ですが、私の参加するPOGは、
新種牡馬枠があること、また他の実績馬から新種牡馬を読み解く、
分析可能な馬においてはいくつか指名する価値もあるかなと思います。
~要保存!新種牡馬分析~
【モーリス】
スクリーンヒーローの子供になります。
スクリーン編において、好走血統構成をDevil's Bagとしました。
恐らくサンデークロスが浅くなるので、ヘイロークロスが程好いという理由でしょう。
しかし、モーリスに替わり血統が一段ずれると、
ヘイロークロスではなくサンデークロスで好走する可能性も出てきます。
その場合、この条件ではとても絞りきれません。
→従ってモーリス産駒は初年度で指名しません。
【ドゥラメンテ】
キングカメハメハ×サンデー×トニービン×ノーザンテースト
という構成になり、母に何を含めるかという問題です。
これには、ルーラーシップがとても有効です。
キングカメハメハ×トニービン×ノーザンテースト
という構成のルーラー産駒で好走した馬に、
サンデー以外のどんな要素があるのかを抽出し、ドゥラに入れます。
→過去5年、①フレンチデピュティ3頭
②フェアリーキング2頭
③クリスエス2頭になります。
今年は、③に該当馬がおりません。
①→ヴィートマルシェ、ペルヴィアンリリー
②→アイムユアーズ、ミラクルベリー
あまり頭数を拡げたくないので、①からで良いでしょう。
【ミッキーアイル】
ディープ×Danzigの王道構成。他の同構成の母母父は、
RedGod、BoldRuler、ヌレイエフ×2、フォーティナイナー、GoneWest、ニジンスキーとなります。
この中でディープの母父としても結果の出ているGoneWestについて調べると、
先程のディープ×Danzig×GoneWestはレクセランス、
ディープ×GoneWest×Danzigとしてケイアイノーテック、
この実績もあることが分かりました。
ミッキーアイルはノーザンダンサーを多く含むことからも、
ミッキーアイルの母系にはGoneWestが必要と分かります。
→しかしながら、該当馬ございません。。残念。
【リオンディーズ編】
キングカメハメハ×スペシャルウィーク、サドラーズウェルズ(広くノーザンダンサー)において実績馬が、シーザリオばかりでやりづらいですが、
グルーヴィットとディアンドルが該当し分析します。
すると彼らはキンカメ×スペ×ノーザン×トニービン持ちと分かります。
また、キンカメ・スペ・サドラーの2つ以上と組み合わせで好走実績のある父系は、ディープです。
従って、母父ディープのトニービン持ちが有効です。
残念ながら、母父トニービン系は該当馬ございません。
→全く人気ないですが、モルトフェリーチェ。次点でラキシスですがトニービン持ってないので微妙です。
折角の新種牡馬ですから、生産者達も手探りです。注目馬が走るとも限らないので自ら信じた血統構成を絞って指名するのは非常に良いと思います。
☆TAN☆
POG2020-21を考える⑪その他編
お疲れ様です。TANです。
今回は、ややマイナーな種牡馬、攻めるならこいつ、編です。
これまでに書いてきた馬にはやや見劣る部分がありながらも、
産駒に好走実績がある種牡馬を一気に紹介します。
なお、新種牡馬については別とします。
~要保存!その他の種牡馬達の好走血統パターン~
【スクリーンヒーロー】
今年の高松宮記念で話題になったクリノガウディー。
まさにスクリーンヒーロー産駒はDevil's Bagと相性が良いです。
(2頭/5年 クリノガウディー、マイネルグリッド)
→マイネエレーナ
【オルフェーヴル】
ステイゴールドの後継種牡馬…と胸を張るにはもうひと頑張りしてほしいですね。
ステイゴールド系で括ると、
①ステイゴールド×キングカメハメハ 5頭/5年
→ステイフーリッシュ、インディチャンプ、タガノディアマンテ(父オルフェーヴル)、ホウオウピースフル(父オルフェーヴル)、ブラックホール(父ゴールドシップ)
②ステイゴールド×グレイソヴリン 4頭/5年
→ウインファビラス、ペルソナリテ、ウインブライトらトオヤリトセイト(父ドリームジャーニー)
③ステイゴールド×ストームバード 3頭/5年
→エタリオウ、ロックディスタウン(父オルフェーヴル)
④ステイゴールド×フォーティナイナー 2頭/5年
→エポカドーロ(父オルフェーヴル)、ラッキーライラック(父オルフェーヴル)
となります。
②はオルフェ実績がなく、④もステゴ系としてもうひとつ数字が欲しいところ。
また、オルフェーヴルはステイゴールドに対しノーザンテーストのクロス持ちです。
ノーザンダンサーをもうひとつ増やす③よりは、
これらの懸念のない①から攻めるべきでしょう。
→カウアイレーン、コナブリュワーズ
【キンシャサノキセキ】
キンシャサノキセキ×kingmanbo 3頭/5年
→シュウジ、ガロアクリーク、ルフトシュトローム
指名すべき該当馬ございません。
【ノヴェリスト】
個人的にとても好きな種牡馬です。
サンデー系にしか好走実績がありません。
ノヴェリスト×ダンスインザダークでヴァルコスが走っているので、今年はレインダンス!といきたいですが情報が少ないですね。。
【クロフネ】
クロフネ×サンデーサイレンス 2頭/5年
→ビーチサンバ、パクスアメリカーナ
牝馬に好走がでる傾向にあります。
→フェアリーダンス
【ハービンジャー】
かつて好走実績が高かったですが近年失速気味。
①ハービンジャー×サンデーサイレンス 4頭/5年
→ペルシアンナイト、ドレッドノータス、フィリアプーラ、ジェラシー
②ハービンジャー×ヴァイスリージェント 3頭/5年
→ノームコア、アグネスフォルテ、デアフルーグ(父ケープクロス)
③ハービンジャー×アグネスタキオン 2頭/5年
→ニシノデイジー、ダブルシャープ(父ベーカバド)
④ハービンジャー×ディープインパクト 2頭/5年
→ケイティクレバー、ハッピーアワー
⑤ハービンジャー×キングカメハメハ 2頭/5年
→ブラストワンピース、モズカッチャン
実績数的に①②、実績馬のレベルで⑤から攻めます。
①→オリエントチャーム、ガラディナー
②→該当馬なし
⑤→サンエルピス、カールファターレ
【ブラックタイド】
ディープインパクトと同じ傾向かつブラックタイド産駒でも実績が上がっているのはDanzig系です。
→ミッキーブラック、ブラックオニキス
従ってブラウシュヴァルツが良いでしょう。
【ヘニーヒューズ】
ダート実績が最も安定しているのはヘニーヒューズです。
ストームバードの父系で複数実績があるのは、
①ストームバード×アグネスタキオン
→ワイドファラオ、テンクウ(父ヨハネスブルグ)
②ストームバード×Danzig
→タイセイプライド(父ヨハネスブルグ)、デルタバローズ(父Into Mischief)
③ストームバード×ヴァイスリージェント
→ミスターメロディ(父スキャットダディ)、バイラ
ヘニーヒューズで実績あるのは①③です。
①→ピエナアマゾン
③→ケイアイベローナ
以上です。
頭数が多かったのですこし雑になってしまいましたが、
この中から一頭でも、活躍馬が出てくれると信じてます。
☆TAN☆
POG2020-21を考える⑩ルーラーシップ編
お疲れ様です。TANです。
ロードカナロアにつづき、次はルーラーシップ編です。
ルーラーシップは、父キングカメハメハに母父がトニービン。ロードカナロアと同じ考え方で、キンカメ系の好走血統構成の中でもトニービンが入って良くなる組合せからチョイスすべきと考えます。
結論ですが、
①ディープ(ディープ+トニービンを考慮)
②ヴァイスリージェント(前提としてルーラーシップの好走実績から)
次点、サンデー系です。
以上から、指名候補となるものは以下です。
①→ブリッツフィナーレ
②→アンブロワーズ
次点→ピサノグラフ
ブログとしては簡素になりましたが個人的にはすごく好きな血統です。大いに活躍してほしい!
☆TAN☆
POG2020-21を考える⑨ロードカナロア編
お疲れ様です。TANです。
本日はロードカナロア編です。
ロードカナロアは、父キングカメハメハに母父ストームキャットという構成です。
従って基本は前回のキングカメハメハ編の好走パターンに沿いつつも、産駒の母系がストームキャットとも合う構成がのぞましいと考えます。
つまり、キンカメ↔️◯◯、ストームバード↔️◯◯
となる◯◯を探します。前者は前回リストアップした以下になります。
①キンカメ×サンデー
②キンカメ×ディープ
③キンカメ×ヴァイス
④キンカメ×スペ
⑤キンカメ×タキオン
次点、ハーツ、フェアリーキング、ボリクリ
一方後者については過去5年で父ストバ系か、母父ストバ系の活躍馬をリストアップします。それが、以下になります。
①ディープ×ストバ
②ステゴ×ストバ
③ハーツ×ストバ
④ストバ×タキオン
⑤ストバ×Danzig
⑥ストバ×ヴァイス
これらを重ね合わせ総合評価したものが、指名すべきロードカナロア産駒となります!
①【今後時代築く】カナロア×ディープ
→あまりこれまで強調してきませんでしたが、初仔は指名しないと決めているので、初仔が大量の本年においては、該当馬なしです。。来年に期待!
②【バランス良い相互関係】カナロア×ハーツ
→シースプレイ
③【安定感】カナロア×スペシャルウィーク
→スペシャルグルーヴといきたいのですが情報がありません。。
④【最後に一華】カナロア×サンデー
→ディアデラノビア、ステレオタイプ
以上となります。今年はカナロア産駒は落ち着いているので、絞って一頭シースプレイか、④のいずれかでしょうか。偉大な先輩方に続けるよう頑張ってほしいですね。
☆TAN☆
POG2020-21を考える⑧キングカメハメハ編
皆様お疲れ様です。TANです。
先週は雨が多かったですね。宝塚記念も重馬場らしい決着となりました。
一刻もはやく予想ブログに進めるよう、2歳厳選編もピッチを上げていきたいところです!
※以下該当馬はディープ編と同様、キンカメと、キンカメ後継種牡馬の子供も含まれます。
~要保存!キングカメハメハの好走血統パターン~
①【時代は次へ】キンカメ×サンデー 8頭/5年
エアスピネル、チェッキーノ、ダイワキャグニー、バティスティーニ、アーモンドアイ(父ロードカナロア)、ルガールカルム(父ロードカナロア)、ダンビュライト(父ルーラーシップ)、マンオブスピリット(父ルーラーシップ)
②【大物よそろそろ】キンカメ×ディープ 6頭/5年
ランフォザローゼス、ヴァナヘイム、レッドルレーヴ、ヴィッテルスバッハ(父ルーラーシップ)、フアナ(父ルーラーシップ)、ファンタジスト(父ロードカナロア)
③【ルーラーシップで爆発】キンカメ×ヴァイスリージェント 5頭/5年
リオンリオン(父ルーラーシップ)、ダノンディスタンス(父ルーラーシップ)、リリーノーブル(父ルーラーシップ)、パッシングスルー(父ルーラーシップ)、アンヴァル(父ロードカナロア)
④【安定感】キンカメ×スペシャルウィーク 5頭/5年
リオンディーズ、グローブシアター、サートゥルナーリア(父ロードカナロア)、グルーヴィット(父ロードカナロア)、ディアンドル(父ルーラーシップ)
⑤【穴で一考】キンカメ×アグネスタキオン 3頭/5年
アットザシーサイド、ダノンフェイス、サンリヴァル(父ルーラーシップ)
以上のところです。
2頭/5年までいくとハーツクライ、フェアリーキング、シンボリクリスエスなど続くのですがキンカメはデータ量も十分あるので上記の高打率から選びます。
キングカメハメハ産駒となると実績のない③と他よりやや劣る⑤を除き①②④から攻めるのが良いでしょう。ただし、①もいよいよ3頭、④も1頭しかおりません。①はマドモアゼルドパリに懸けてもよいですが、空胎明けなものの、高齢が気になります。従って、②からいきましょう。
②→イサベル、グルヴェィグ
(次点①→マドモアゼルドパリ)
キングカメハメハ自身は無くなってしまいましたが、その子供達は幸いまだ見れますので是非1頭指名したいですね。
☆TAN☆
POG2020-21を考える⑦エピファネイア編
皆様お疲れ様です。TANです。
本業が佳境も佳境で寝れず帰れずの中、ようやく峠を越えましたので、
次のコラムを書かせていただきます。
本日は、エピファネイアです。
このブログでは2019年度の2歳リーディングを順にさらっている為、
種牡馬歴としてデータが少ないですが、ここで切り込みたいと思います。
~要保存!エピファネイアの好走血統パターン~
(i)エピファネイア産駒でクラシック期間好走した馬は以下です。
×キングカメハメハ デアリングタクト、スカイグルーヴ
×ゼンノロブロイ シーズンズギフト
(ii)これだけでは分析にならないので、父クリスエス系に広げると、
シンボリクリスエス×グレイソヴリン
×ネオユニヴァース(ダート戦)
Blame ×BoldRuler
ここで注目したいのがストロングリターンとエピファネイアの関係性です。
ストロングリターンはKris S.×スマートストライク×ニジンスキーが主な構成ですが、
ダンスインザダークやマンハッタンカフェの様にサンデーが入ることにより、
だいぶエピファネイアの構成に近くなります。逆に言うとエピファネイアには
スマートストライクの大系統であるミスプロの色が足されるとストロングリターンの
好走傾向に繋がるとも言えます。
(iii)最後に母父クリスエス系に広げると、
Devil's Bag×シンボリクリスエス 2頭(うち1頭ダート戦)
従って結論は以下です。
①【指名なら堅くここまで】×キングカメハメハ系
②【まだ不透明な世界】×マンカフェ・ディープ・ダイワメジャー・Devil's Bag
①→ディアデラマドレ、ハートフルデイズ
②→ローズノーブル、シルクアイリス
※マンカフェをどうしても狙いたく、メジロシャレードが格好なのですが、
どうやら脚がよろしくないようで、、、活躍を期待し来年狙いたいですね!
次回からキングカメハメハシリーズに入ります。
是非ご覧ください。
☆TAN☆
POG2020-21を考える⑥ダイワメジャー編
皆様お疲れ様です。TANです。
つづきまして今回はダイワメジャーです。
昨年はレシステンシアの一本足打法といえばそれまでですが、
2歳リーディングサイアーの上位に顔を出しております。
ダイワメジャーはある血統構成に好走パターンが寄っているので、
しっかりチェックしましょう。
~要保存!ダイワメジャーの好走血統パターン~
①【これだけ覚えよう】ダイワメジャー×Sadler's Wells 4頭/5年
アマルフィコースト、シゲルピンクダイヤ、メジャーエンブレム、デュープロセス
近5年でコンスタントに該当するパターンは実はこれだけ。
冒頭に述べたレシステンシアが入って無いじゃないか!となりますが、
レシステンシアが当たったからといって過去打率の低い世界にわざわざ手を出さなくていいんです。
①→アドニータ、リップスポイズン
ダイワメジャー×Sadler's Wellsの特徴として、ダート馬だったデュープロセスを除きすべて牝馬だったということです。
ダイワメジャー系統を指名したいならまずは母父Sadler's Wellsの牝馬から探すことをお勧めします。
☆TAN☆